長期休暇は無理でも、4日間だったら休みが取れるという方も多いのでは?3泊4日あれば海外旅行先の選択肢はかなり広がり、旅費が安い国はもちろん、遺跡やテーマパーク、穴場の観光地、憧れのリゾートまで楽しめます。
今回は、3泊4日で行ける海外旅行先の選び方を、旅のプロが独自の見解を交えながら紹介します。フライト時間、観光の充実度、旅の予算(航空券代、ホテル代、現地滞在費)を選定基準とし、3泊4日におすすめの海外旅行先を選びました。
この記事を書いたのは、国内および海外旅行の国家資格・総合旅行業務取扱管理者ライター。海外個人旅行歴は18年、これまでに訪れた国は35か国・150都市、世界遺産を約100か所巡る。
北海道に拠点を置きながら、海外を周遊するライフスタイル。旅先での街歩き取材を得意とし、地元グルメ探し、遺跡・寺院・美術館巡りだけでなく、リゾートでのマリンスポーツも。
3泊4日で行ける海外旅行先の選び方
「3連休+有給1日」か「週末+有給2日」あれば行けるのが3泊4日。2泊3日に比べるとゆとりある海外旅行を楽しめますが、3泊4日で満喫するには旅行先をしっかりと選ぶ必要があります。フライト時間の長さ、旅の目的や予算から旅行先を選ぶと失敗しません。
フライト時間から選ぶ
時間に限りのある3泊4日の海外旅行では、現地での滞在時間を長く取ることが大切です。日本から比較的近い距離にあり、直行便で行けることが一番大事な旅行先選びの条件となります。
3泊4日での海外旅行の場合は、日本から直行便で7~8時間を目安に旅行先を選ぶのがおすすめ。たとえば、韓国や台湾、香港などの東アジア、シンガポールやバンコク(タイ)やホーチミン・ハノイ(ベトナム)、クアラルンプール(マレーシア)などの東南アジアが適しています。
東南アジアでも直行便がなく乗り継ぎが必要な場所は、現地滞在時間が少なくなるので、4泊5日あった方が楽しめるでしょう。ヨーロッパやアメリカは、5日間(3泊5日または4泊5日)ないと弾丸旅行になってしまうので4日間の旅行には不向きです。
旅の目的から選ぶ
海外旅行に求めるものは、観光、グルメ、ショッピング、リゾート、歴史遺産巡りなど、人によってさまざま。3泊4日の短期旅行の場合は、自分が何をやりたいのか決めると旅行先を選びやすいです。
たとえば、ショッピングがお目当てならソウルやホーチミン、グルメ目的なら台湾や香港、リゾートを満喫するならセブやグアム。一人旅の場合は、リゾートよりも観光やグルメを満喫できるシティ旅の方が向いています。
旅行先が決まったら、現地の観光スポットや食事する場所、移動手段などもあらかじめ調べておくといいでしょう。3泊4日という限られた時間の中で効率良く行動するためには、事前に計画を立てておくことも重要なポイントとなります。
航空券の予算から選ぶ
航空券代は旅費に占める割合が大きいので、予算から旅行先を選ぶこともできます。航空券代は安い時期と高い時期の差が大きく、夏休みや年末年始などは閑散期に比べて倍くらいになると覚えておきましょう。予算を抑えたいのであれば、平日や閑散期を狙うのがおすすめ。
さらに海外航空券は、燃油サーチャージや諸費用を含めて考える必要があります。近年は原油高を背景に、燃油サーチャージが高いうえ、航空券自体もコロナ前より高くなっています。
日本からの距離が近いと燃油サーチャージ代は抑えられるため、旅費も安く済むのがメリット。燃油サーチャージが安い順の目安としては、韓国 < 台湾・香港・中国 < フィリピン・ベトナム < タイ・マレーシア・シンガポールとなります。
また、航空券代を抑えたい場合は、LCC(格安航空会社)の利用がおすすめ。フライト時間が短いと、快適性の低いLCCでもそれほど気になりません。さらに3泊4日の短期旅行なら荷物が少なく済むので、預け入れ荷物なしを選択すれば、往復で1万円くらい安くすることができます。
ホテルの予算から選ぶ
航空券代の次に占める割合が大きいのはホテル代。高級ホテルか手頃なホテルに泊まるのかによって予算は大きく変わるため、どんなホテルに泊まりたいのか決めておくことが大切です。
海外のホテル料金は1室あたりの料金となっており、宿泊人数が1名でも2名でも料金は変わらないことがほとんど。そのため友達・カップル・夫婦などで泊まると、一人当たりの料金が割安になります。
また、3泊4日の場合はいかに効率良く過ごすかがポイントになるので、空港や観光地までアクセスの良い立地のホテルを選ぶと失敗が少なくなります。そしてホテルによっては朝食を付けてもあまり宿泊料金が変わらないこともあるため、朝食付きプランにしておくとラクチンです。
これまでの経験上、ワンランク上のホテルの朝食ビュッフェは、ご当地グルメを堪能できる場合が多いです。わざわざ現地の店に足を運ばなくても、朝食で名物が頂けるというメリットもあります。
現地滞在費・物価から選ぶ
現地でかかる滞在費用は、旅の目的によって大きく変わるものの、費用を抑えようと思えば工夫次第で安くすることは可能です。しかし、3泊4日の短期旅行の場合は、旅費に占める現地滞在費の割合は小さいので、あまり気にする必要はないかもしれません。
食費を安く済ませるなら、ローカルレストランで食事するのがおすすめ。衛生面が気になる方は、キレイめな店やフードコートを利用すると安心です。お土産はスーパーで買ったり、移動は公共交通機関を利用するのも費用を抑える秘訣です。
最近では日本の物価上昇が話題となっていますが、海外ではコロナ前から上昇しています。さらに数年前までは日本よりも物価の安かった国でも、今では同じくらいになっている国もあるので、古い情報をもとに現地へ行くと驚かれるかもしれません。
3泊4日で行けるおすすめの海外旅行先
3泊4日の場合、到着日と帰国日以外に丸2日間の観光をすることができます。基本的に2日間とも市内観光になりますが、1日は市内観光、もう1日は郊外へ日帰り観光という欲張りプランも楽しめます。
最近は燃油代が安く、物価も安いベトナムが人気急上昇中!キレイなショッピンモールも続々とオープンし、快適に滞在できるようになっています。
これまでの海外取材をもとに、3泊4日で行けるおすすめの海外旅行先を紹介します。以下3つの選定基準をもとにして、当サイト独自に旅行先を選びました。
- フライト時間
- 観光の充実度
- 旅の予算(航空券代、ホテル代、現地滞在費)
バンコク&アユタヤ【タイ】
バンコクは日本から6~7時間のフライトで行ける、東南アジア屈指の観光都市。3泊4日の日程であれば、観光・グルメ・ショッピング・マッサージと何でも揃っているバンコクがおすすめ!男女問わず幅広い年代が楽しむことができ、予算も比較的安く行けるのがバンコクの魅力といえます。
午前中に日本を出発し、夕方にバンコクへ着いたらまずは人気のナイトマーケットへGO!チャオプラヤー川沿いに面した「アジアティーク ザ リバーフロント」では、ショッピングとディナーが楽しめます。
2日目はバンコク三大寺院のワットポー、ワットアルン、ワットプラケオを中心に市内観光を満喫。グルメ&ショッピングは巨大ショッピングモールの「アイコンサイアム」へ。屋内に水上マーケットを模したフードコート屋台があり、インスタ映えすること間違いなし!
3日目は世界遺産アユタヤの日帰り観光へ。かつて栄華を極めたアユタヤ王朝の遺跡で、菩提樹の根に覆われた仏像の顔は見逃せません。時間があれば、夜はマッサージで日頃の疲れを癒すのが◎。タイはマッサージの上手な人が多いのでおすすめです。
バンコクの旅費は3泊4日だと9万円くらいが目安となります。飛行機はタイエアアジア、ピーチ、ジップエア、タイベトジェットエアなどのLCCも就航しているため、安く行けるのが魅力です。
バンコクのホテルは、観光客に人気のエリアだと1泊1部屋あたり10,000円の予算は欲しいところ。物価は昔よりもかなり高くなってはいるものの、それでも日本より安いという印象を受けます。
おすすめ度 | |
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予算の安さ |
シンガポール
シンガポールは日本から7時間で行ける、東南アジア随一の都市。コンパクトな国ながらも、4日間では足りないほど観光スポットが充実しています。テーマパークや動物園、植物園、ショッピング施設があるため、誰と行っても楽しめるのが魅力。治安はとても良く、公共交通機関も発達しているので観光しやすいのもポイントです。
現地に到着したら、まずはシンガポールのシンボル「マーライオン」があるマリーナエリアへGO!天空プールで有名な「マリーナベイサンズ」とマーライオンのツーショット写真は欠かせません。アジア最大の観覧車「シンガポールフライヤー」に乗ったり、幻想的な植物園「ガーデンズ バイ ザ ベイ」を訪れるのもおすすめ。
2日目は多民族国家シンガポールならではのエキゾチックな街並みを満喫。チャイナタウンで食べ歩きを楽しんだり、リトルインディアやアラブストリートは散策しているだけでも楽しめます。買い物なら大型ショッピングセンターが建ち並ぶ「オーチャードロード」へ。夜の動物が見られる「ナイトサファリ」も外せません。
3日目は島全体がレジャーアイランドになっているセントーサ島へ。日本では体験出来ないアトラクションがある「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」や、世界最大級の水族館「シーアクアリウム」で一日中遊び尽くしましょう!
シンガポールの旅費は、3泊4日だと12万円くらいからと短期旅行にしてはやや高め。物価に関しても、全般的に日本より高めに感じます。
シンガポールのホテル料金は、ある程度設備の整ったホテルに泊まるなら、1泊1部屋あたり最低でも15,000円の予算は欲しいところ。航空券はLCCなら50,000円~、正規航空会社なら70,000円~が目安となります。
おすすめ度 | |
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予算の安さ |
セブ【フィリピン】
セブは日本から5時間半で行ける、南国ムード満点のリゾートアイランド。ハワイやグアム、サイパンなどのリゾートに比べて安く楽しめるのが魅力です。3泊4日でリゾートを満喫するには、自分のやりたいことを明確にすると満足度がアップします。
マクタン島の高級リゾートホテルに泊まる方は、どこにも出かけずにプールやプライベートビーチでのんびりと過ごすのがおすすめ。セブ本島のシティホテルに泊まる方は、観光名所の「マゼランクロス」や「サントニーニョ教会」、大型ショッピングセンターの「SMシティ」や「アラヤセンター」などでアクティブに行動するのが◎。
3日目は南国リゾートを満喫できるオプショナルツアーに参加するのがGOOD!高級リゾートに泊まる方は、近隣の離島を巡りシュノーケルを楽しむ「アイランドホッピングツアー」へ。セブ本島に泊まる方は、大自然が感じられる「ジンベイザメツアー」や「ボホール島ツアー」に出かけましょう。
セブの旅費は3泊4日だと10万円くらいからが目安。航空券はLCCなら40,000円~、正規航空会社なら60,000円~。LCCはセブパシフィック、エアアジアが就航しているため、リゾートにしてはかなり安く行くことができます。
セブ本島のシティホテルなら1泊1部屋あたり5,000円から泊まれますが、マクタン島のリゾートホテルなら20,000円の予算は欲しいところ。しかしマクタン島のホテルは、空港から近く移動時間が少なく済むため、時間を有効に使えるのがメリットです。
おすすめ度 | |
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フライト時間の短さ | |
予算の安さ |
香港&マカオ【中国】
香港は日本から5時間のフライトで行ける、超高層ビルとノスタルジックな下町が混在するアジアシティ。見どころがコンパクトにまとまっており、交通の便が良いので、短期旅行でも思いっきり満喫できるのが魅力です。
午前中に日本を出発し、午後に香港へ着いたら九龍半島を観光!メインストリートの「ネイザンロード」を中心に香港らしい街並みを眺めつつ、ショッピングやグルメを満喫。夜はヴィクトリアハーバーで開催される光のショー「シンフォニーオブライツ」を鑑賞するのがおすすめ。
2日目はスターフェリーに乗り、クルーズ気分を味わいながら香港島へ。ノスタルジックな上環エリアを巡り、ランチは飲茶やワンタン麺などの美食を味わいたいところ。夜はピークトラムで「ビクトリアピーク」へ登り、香港を象徴する100万ドルの夜景を眺めましょう。
3日目は世界遺産マカオまたは香港ディズニーランドへ。マカオへは香港から高速バスやフェリーで約1時間で行くことができ、華やかなカジノやポルトガル情緒豊かな街並みを満喫できます。香港ディズニーランドは中心部からもアクセスしやすく、日本よりリーズナブルに楽しめるのが魅力です。
香港の旅費は3泊4日だと10万円~が目安となります。物価が日本より全般的に高いため、1.5倍くらいに思っておくとそれほどズレがありません。
香港のホテル料金は、ある程度設備の整ったホテルに泊まるなら、1泊1部屋あたり最低でも15,000円の予算は欲しいところ。航空券はLCCなら40,000円~、正規航空会社なら60,000円~が目安です。
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予算の安さ |
ハノイ&ハロン湾【ベトナム】
ハノイは日本から6時間で行ける、古き良きベトナムの歴史が詰まった首都。物価が安いうえに、近年はおしゃれなカフェやショップが続々とオープンし、急激に人気が高まっている旅行先です。市内観光は1日あれば終わるので、3泊4日ならハノイとハロン湾をセットにして訪れるのがおすすめです。
2日目はレトロな街並みが広がる旧市街へ。バイクが行き交い東南アジアらしい喧噪を感じることができます。伝統芸能の「タンロン水上人形劇場」での観劇は外せません。疲れたらホアンキエム湖周辺のお洒落なカフェ・レストランで一息つくのもおすすめ。ベトナム王朝の遺構が残る世界遺産「タンロン遺跡」、ベトナム建国の父が眠る「ホーチミン廟」も訪れたいところ。
3日目はハノイから足を延ばして世界遺産ハロン湾に日帰り観光へ。クルーズ船に乗り込むと、無数の奇岩が海面からそそりたつ風景が広がり感動を覚えます。ハロン湾は個人で訪れるのは難しいので、オプショナルツアーに参加するのが一般的です。
ハノイの旅費は3泊4日だと9万円くらいから。航空券はLCCなら40,000円~、正規航空会社なら60,000円~が目安となります。LCCはベトジェット・エアが就航しているので安く行くことも可能です。
ホテルはスタンダードホテルで1泊1部屋あたり5,000円から泊まれますが、ある程度満足するなら10,000円の予算は欲しいところ。ハノイの物価は以前よりも高くなりましたが、それでも日本よりぐっと安いと感じます。
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予算の安さ |
高雄&台南【台湾】
高雄は日本から4時間ほどのフライトで行ける、台湾第2の都市。台北よりも日本人観光客が少なく、落ち着いた雰囲気なので、3泊4日の穴場の海外旅行先として高雄&台南はおすすめです。
高雄に着いた日は、市内中心部にある観光夜市「六合夜市」へGO!六合夜市はコンパクトなので見やすく、気軽にB級グルメの食べ歩きを楽しめるのが魅力です。
2日目はカラフルな寺廟が立ち並ぶ「蓮池潭」や、インスタ映えしそうな作品が並ぶ「駁二芸術特区」など市内観光を満喫。ランチは市街地からフェリーで約10分の「旗津島」を訪れ、リーズナブルで新鮮なシーフードを堪能しましょう!
3日目は高雄から少し足を延ばして、レトロかわいい古都「台南」を巡るのがおすすめ。街のシンボル「赤崁楼」、レトロストリートの「神農街」、可愛い雑貨がいっぱいの「林百貨」などの見どころがコンパクトにまとまっています。
高雄の旅費は3泊4日だと7~8万円くらいが目安。航空券はLCCなら40,000円~、正規航空会社なら60,000円~。LCCは台北に比べると少ないものの、タイガーエアやピーチが就航しています。
高雄のホテルは、1泊1部屋あたり5,000円台で泊まれますが、できれば10,000円の予算は欲しいところ。台北よりもやや安い高雄の物価は、日本と同じくらいか、ちょっと安いくらいという印象です。
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予算の安さ |
台北&仇分【台湾】
台北は4日間で行ける海外旅行先の代表格。日本からは3時間半~4時間のフライトで行くことができ、一年を通して暖かい南国の気候が魅力です。
台北に着いた日は、定番の「士林夜市」へGO!台北最大の夜市で、B級グルメやスイーツを堪能できるのはもちろんのこと、雑貨や洋服の露店、縁日のようなゲームコーナーまで楽しめます。
2日目は台北の市内観光を満喫。世界四大博物館のひとつである「国立故宮博物院」や、パワースポットとして有名な「龍山寺」、台北のシンボル的存在「台北101」などを巡ります。レトロな雰囲気の「迪化街」で、雑貨や乾物、カラスミといったお土産ショッピングも◎。
3日目は台北から少し足を延ばして、千と千尋の神隠しのモデルになったとも言われる「仇分」を訪れるのがおすすめ。赤い提灯とレトロな建物が、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
台北の旅費は3泊4日だと7~8万円くらいが目安。航空券はLCCなら40,000円~、正規航空会社なら60,000円~。LCCも多く飛んでおり、タイガーエアやスクート、ジェットスター、ピーチなど選択肢が幅広いのもポイントです。
台北のホテル料金は、ある程度設備の整ったホテルに泊まるなら、1泊1部屋あたり10,000円の予算は欲しいところ。台北の物価は、以前は日本よりも安いという印象でしたが、現在は同じくらいか、ちょっと安いくらいと思っておいた方がいいでしょう。
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予算の安さ |
ソウル&水原【韓国】
「安・近・短」で行ける海外旅行先の代表格といえば、ソウルは外せません。日本からわずか2時間半~3時間のフライトで行けるため、現地滞在時間を多く取れるのが魅力です。
午前中に日本を出発し、午後にソウルへ着いたらまずは明洞へGO!ソウル随一の繁華街である明洞には、コスメ店や飲食店がひしめき合っており、夕方からは屋台も出て賑やかになります。明洞から徒歩圏内の南大門市場で、食べ歩きやショッピングを楽しむのもおすすめ。
2日目は古い街並みの残る仁寺洞~三清洞エリアを巡り、フォトジェニックな北村韓屋村、交代式が人気の景福宮などを巡るのがおすすめ。夜は広蔵市場で食べ歩き、眠らないファッションの街・東大門でのショッピングを満喫するのが◎。
3日目はソウルから足を延ばして、世界遺産の水原華城の日帰り観光へ。ソウルから電車で約1時間でアクセスでき、朝鮮王朝時代の城郭を見ることができます。
ソウルの旅費は3泊4日だと6~7万円が目安となり、国内旅行と同じくらいの予算で楽しむことができます。航空券はLCCなら30,000円~、正規航空会社なら50,000円~。ソウルへは日本の地方都市からも直行便が出ているため、地方在住者も行きやすいのがメリット。
さらにLCCも多く飛んでいるので、航空券の選択肢が幅広いのもソウルの魅力です。韓国のLCCならチェジュ航空、エアプサン、ジンエアー、ティーウェイ航空、日本のLCCならピーチ、ジップエアなどが飛んでいます。
ソウルのホテル料金は、ある程度設備の整ったホテルに泊まるなら、1泊1部屋あたり10,000円の予算は欲しいところ。ソウルの物価に関しては、以前は日本よりもやや安いという印象でしたが、現在は同じくらいと思っておいた方がいいでしょう。
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クアラルンプール【マレーシア】
クアラルンプールは日本から7時間で行ける、東南アジア有数のエキゾチックシティ。マレー系、中華系、インド系などの多民族文化が混ざり合った雰囲気が魅力の街です。観光、グルメ、ショッピングと一通り揃っていますが、見どころはそれほど多くないので4日間あれば充分に楽しむことができます。
現地に到着したら、高級ホテルへチェックイン。クアラルンプールでは5つ星ホテルに比較的手ごろな価格で泊まれるのがメリットです。荷物を置いたら、繁華街のブキッ・ビンタンへ。屋台街のある「アロー通り」で、B級グルメの食べ歩きを楽しみましょう!
2日目は神秘的なヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」へ。272段の階段を登った先に寺院があるので、午前中の涼しい時間に訪れるのが◎。午後からはランドマークの「ペトロナス・ツインタワー」や「KLタワー」へ。暑い時間帯は大型ショッピングモールの「スリアKLCC」や「パビリオン」で、買い物や食事をして涼みましょう。
3日目は郊外にある、通称ピンクモスクこと「プトラモスク」へ。午後からは市内に戻ってチャイナタウン周辺の観光を。KL最古のモスク「マスジットジャメ」、ヒンドゥー教の「スリ マハ マリアマン寺院」、関羽を祀る「関帝廟」などエキゾチックな街並みは見ているだけでも楽しいです。セントラルマーケットでお土産探しも忘れずに。
クアラルンプールの旅費は3泊4日だと10万円くらいから。航空券はLCCなら50,000円~、正規航空会社なら70,000円~が目安となります。LCCはエアジアXが就航しているので安く行くことも可能です。
ホテルはせっかくなので5つ星クラスのホテルに泊まるとして、1泊1部屋15,000円の予算は欲しいところ。クアラルンプールの物価は日本よりも安く、1/2~2/3くらいに感じます。
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ホーチミン【ベトナム】
ホーチミンは日本から6時間半で行ける、バイクと車と人があふれたパワフルシティ。フランス統治時代の面影を残す建物と、近代的な高層ビルが混在したユニークな街です。ホーチミンではショッピング&グルメを満喫できるのが魅力で、特におしゃれなベトナム雑貨は女性に人気が高いです。
ホーチミンに着いた日は、プチパリと称される「ドンコイ通り」へ。おしゃれなカフェやレストラン、雑貨店などが建ち並ぶストリートで、可愛いベトナム雑貨のショッピングやディナーを楽しみましょう。
2日目はサイゴン大教会や中央郵便局、ホーチミン人民委員会庁舎などの写真映えするコロニアル建築を巡るのがおすすめ。ホーチミン最大の市場「ベンタイン市場」でお土産を購入したり、フォーや生春巻きといったベトナム料理を堪能するのも楽しみのひとつ。ベトナムの民族衣装「アオザイ」をレンタルするのも◎。
3日目はホーチミンから少し足を伸ばして「メコン川クルーズ」または「クチトンネル」へ。メコン川のマングローブ林を手漕ぎボートで進む様子は、まるで映画のワンシーンのようです。歴史に興味がある方は、ベトナム戦争の史跡として有名なクチトンネルもおすすめ。
ホーチミンの旅費は3泊4日だと9万円くらいから。航空券はLCCなら40,000円~、正規航空会社なら60,000円~が目安となります。LCCはベトジェット・エアが就航しているので安く行くことも可能です。
ホテルはスタンダードホテルで1泊1部屋あたり5,000円から泊まれますが、ある程度満足するなら10,000円の予算は欲しいところ。ホーチミンの物価は以前よりも高くなりましたが、それでも日本よりぐっと安いと感じます。
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